地域のアパレルニーズ 《マオリンクダイニング》オリジナルアパレルグッズ制作
ビジネスは、「運」の要素が大きいのかもしれません。
そのように感じてしまう大きなきっかけとなる取引先が「MAO RINK DINING」さんでした。
MAO RINK とは
2024年11月に立川立飛に完成した、浅田真央さんの名前が冠となったアイススケートリンクです。その名前の通り、真央さんがオリンピアンを育成していきたいという想いのもとに造られたリンクです。


メインリンク・サブリンクのほかに、バレエスタジオやトレーニングルームも備わっています。スケートリンクのメンテナンスについても世界トップクラスの機械設備を取り入れているらしいです。
真央さんは教え子の指導のために朝7時くらいからほぼ毎日リンクに来ています。しかし、近隣の立川市民には、まだその事実があまり知られていないようです・・・
MAO RINK DINING
MAO RINK DININGは、こちらも真央さんの想いが詰まっているスケートリンク内レストランです。
2026年3月末にオープンとなりました。
「アスリートのコンディショニングを食事面からもサポートしていきたい」という目的で、新横浜でアスリート向け中華ダイニング「YI-CHANG(イー・チャン)」を展開されている株式会社GISHO宮崎さんにMAO RINK への出店を依頼されたようです。
真央さんとダイニングの宮崎さんは、もう15年近いつながりがあるようです。食生活から体調を考えるアスリートと、食でアスリートを支援する料理人、のストイックで厚い信頼関係は素晴らしいと思います。チーム力を感じます。



ダイニングは120坪あり、ゆったりとしたスペースの中でリラックスしながら食事を楽しむことができます。浅田真央さんのメダルや衣装などのギャラリーもあります。
ちょっとしたミュージアムのようです。
MAO RINK DININGグッズの経緯
店舗オープンに向けて、広いダイニングの中で、真央さんをイメージするオリジナルグッズの販売スペースを設ける計画をされたようです。
2026年1月中旬に、弊社Instagram宛に宮崎さんからDMをいただいたことがきっかけでした。
これはとにかく、驚きでしかありませんでした。
「立川のスケートリンクなので、立川の業者さんに関わって欲しい」という宮崎さんの構想だったようです。地域のことを考えていただいて、本当にありがたいことです。
MAO RINK のSTAFF刺繍ポロシャツは以前に制作させていただいておりましたが、まさかグッズ制作に企画から関わることができるとは思ってもいませんし、願っても叶わないレベルの案件だからです。
嬉しいスタートですが、その一方で気になる問題点もありました。
グッズ企画製造のお話をいただいたのは1月中旬でした。そしてオープン予定はなんと3月31日!!2か月と少ししか時間が有りません!!
メイン生産背景である中国は2月初旬から春節の長い休みに入ろうとしています。
すぐに中国出張予定を入れて、現場に出向き、間に合わせるしかない!躊躇せずに動きました。
企画の進めかた
アパレル業界では30年近くモノ作りに携わってきていますが、真央さんクラスのビッグネームのかたのアパレル製品を企画製造することはありませんでした。
これまでに経験あったのは、取引先ブランドとタレント・モデルさん等の有名人がコラボしたアパレルグッズを製造する機会です。主にはOEM製造が役割となります。
企画デザインは取引先主導で進むことがほとんどで、自ら企画デザインを立ち上げて進めていくことはほとんどありませんでした。
今回の企画はスタート時点が一番悩みました。
率直に気になるのは、売れるか売れないか?の前に、「真央さん本人」「真央さんのファン」に受け入れられるものが作ることができるかどうか?ということでした。イメージにズレがあれば致命的な問題となります。
その際にとても助かったのは、ダイニングオーナーの宮崎さんは真央さんのファンとも長いお付き合いがある、というところでした。
真央さんのイメージや必要とされそうなグッズについて、教えてもらうことができた。さまざまな率直な意見を聞くことができた。という訳なんです。ファンのリアルなコメントは外しようのないリソースとなります。
デザイン制作のオリジナリティは立川で知り合ったグラフィックアーティスト「リックさん」に協力を求めました。リックさんHOME PAGEはこちら→ https://rick-graphics.com/about
リックさんは会社員時代からコンサートグッズのデザインを手掛けたりしており、協業を求める相手としては申し分のない人物でした。現在はアーティストとして自身の創作活動がメインになっているので、断られる可能性もありましたが、ラッキーなことに彼が真央さんのファンだったので話が早くて打ち合わせもトントン拍子に進みました。


↑↑アーティスト リックさん作品例です。
「真央さんのイメージを大切にして、繊細にグッズに落とし込んで表現する」
柔らかいエレガンスさを出しながら、氷上を滑走するカーブ曲線のイメージ。ということで作り上げてもらったのが、
「ラインアート」でした!
↓↓こちらがそのラインアートの一部です


一筆書きのような華奢なラインで、滑走する浅田真央さんを繊細に表現できているのではないでしょうか!
オープン前の企画段階から、一部のファンの皆さまには心強いコメントを感想としていただけたので、Tシャツやトートバッグ、キャップ・手袋などの雑貨にまで落とし込んで店頭展開に踏み切ることができました。立ち上がりとしては良い結果が出たのではないかと思っております。
ブランドの立ち上げとその可能性
これまでもブログやインスタグラムではたまに呟いてきましたが、
10数年前のファストファッションブーム以降、ファッションは買うことで満たされるツールではなくなりました。安く買えるファッションがたくさんあって、ネットで簡単に比較検討ができて、「今買わなきゃ買えなくなるから心配」ではなくなりました。普通にオシャレなものはじっくりと悩んで買う時代です。購買欲求の方向転換が始まりました。
よりニッチで個人の欲求を満たしてくれるものに価値を感じる時代。に変化していきました。
ということは、名のあるファッションブランドでは無くても、新ブランドとしてアパレル製品を製造販売しても売れる可能性があるということです。
マオリンクダイニングでも、アパレルグッズを展開し販売スタートしましたが、良い結果が出ています。そこにはマオリンクを取り巻く、浅田真央さんファンやスケーターの想いが、ニーズとしてあったのです。新ブランドの誕生です!
世の中に無いアパレル製品のニッチなニーズを具体化することは、新しいブランドを創り出すことになるのかもしれません。共感を得ることになります。
これからも引き続き、異業種の方々からのオリジナルアパレル制作のニーズに応えていくことで、未来の新しいアパレル事業の方向性を見つけることができるのではないかと考えております。


