昭和のファッショントレンドを振り返る
昭和時代、1926~1989年のファッショントレンドについて振り返ってみたいと思います。
今から97~34年前をさかのぼっていくことになります。
昭和20年代
終戦後は、極端な物資不足に見舞われました。
そのため、「更生服」と呼ぶ、手持ちの洋服や着物、生地を仕立て直した服が作られました。この頃、洋裁ブームが起きたのもこのような時代の流れに大きな関係性がありました。
映画「君の名は」ヒロインの真知子から名付けられた「真知子巻き」
映画「ローマの休日」「麗しのサブリナ」オードリーヘップバーンもこの頃。「サブリナパンツ」
マリリンモンロー来日。
クリスチャン・ディオールの流行。
昭和30年代
美智子様(上皇)成婚で「プリンセススタイル」がブームに。
ジェームスディーン映画の影響で「Tシャツやジーンズ」が流行し始める。
下着ブーム「7色パンティ」女性が下着への関心強める。
女性の部屋着として「ムームー」が大流行。
昭和40年代
カラフルなポップカルチャーの時代。
女優ツイッギーの影響で「ミニスカートブーム」が起こる。マリークワントやクレージュ。
ビートルズ初来日もこの頃で、パンタロンやホットパンツのヒッピースタイルが流行る。
大阪で国際万博開催。
昭和50年代
バブル時代にはバスト、ウエスト、ヒップラインを強調したボディコンと肩パッド入りのジャケットを着用する「コンサバスタイル」が流行しました。 ボディコンのカラーは原色が基本です。
DCブランドブーム(デザイナーズ&キャラクターズブランド)が流行。
イメージとしては、丸井に行き丸井の赤いカードで手持ち現金以上の値段の洋服を買う文化が一世風靡した感じである。
他、モノトーンスタイル、プレッピースタイル
昭和60年代
渋谷を中心にした若者文化が流行。
アメリカンカジュアルを取り入れた渋カジ、渋谷109ブランドを中心のギャルファッションを着る女の子はコギャルと呼ばれた。
ルーズソックス、ネルシャツ、キャミソール、厚底ブーツ、リーバイス501、VANSONレザー、エアマックス、ボケベル、ベビーG、たまごっち、日焼けサロン
原宿の路地に新進気鋭のブランドが続々とオープンし裏原系ファッションと呼ばれ流行となる。
昭和のファッション
第二次大戦戦後の復興からバブル期まで急速な成長で駆け抜けた昭和時代で、短期間の間にさまざま流行が沸き上がり、人々は楽しんでいました。
先行きの不安を感じることなく、消費にためらいの無い時代だったからこそ、新しいものや新しい文化が受け入れられやすかったのかもしれません。
これから景気の回復とともに、また新しい時代の形でファッションの受け入れられかたが多様化し活性化することを期待しています。