おしゃれで機能的な作業用ウエストバッグ/ツールバッグ【ロープアクセスOEM編②】
ロープアクセス用 ウエストバッグ・ツールバッグ
株式会社4U様とフーディーの作成進行に合わせて、ロープアクセス用のオリジナルBAGも企画製造を進めていくことになりました。
ロープでの作業時は吊り下がりながら必要な道具や工具を携行しなければなりません。高所で吊り下がりながらの作業は、普段私たちが地に足を付けて動くより想像以上に不便であることが想像できます。
現行で販売している建築用バッグのスペックでは若干用途が違うため、購入してきたバッグを改造して使い勝手を良くしているという話でした。
まさに、僅かなスペックの違いが作業効率を変えてしまう。「こうなっていれば、もっと便利なのに」というニッチな要望がここに有りました。
オリジナル バッグのポイントとは?
ウエストバッグ
ウエストバックには工具などを入れるようですが、その工具を高所から落とさないようにしなければなりません。
バッグの内側には4か所 にDカンを付けて、工具とリード紐を取り付けられるようにしました。普通のウエストバッグでは一か所についていれば良い方です。なるほどと思いました。
カラビナで腰から下げるときにバッグの底に手が届くように、持ち手の長さや深さも調整して寸法を決めています。吊り下がりながら手が届く範囲は決まっているのです。
もう一つは非常に感動した仕様でした。
それは、外側のポケットの生地を透明PVCに変更したことです!
ウエストバッグにはスマホを入れるようなんですが、高所で着信があった時、携帯を取り出して画面を確認して通話するのはかなり動きが多くて、作業が止まる時間も長くなってしまうようなんです。
透明の生地のポケットであれば、スマホの画面を外側から見ることが出来て、折り返しの電話でも問題なさそうであれば、その時に通話対応する必要がありません。高所作業中に電話対応を判断して無駄な動きを無くすことが出来るという訳です。
「現場の声」というのが素晴らしく、とても感動しました!
ツールバッグ
ツールバッグについては、高所で吊り下がりながら手が届く範囲が限られているという条件のもとに検討を重ね、持ち手の長さをロープアクセス用に寸法調整しています。
持ち手の向きも腰に吊り下げやすい向きに変更し、持ち手のナイロンテープは剥ぎ目が無い輪っか状のものを手配してバッグにぐるり一周で縫い付けています。剥ぎがあるとその部分から切れる可能性があるので、その可能性を無くしています。
外側ポケットは、一か所を、図面を確認するアイパッドなどが入れられるように幅広の1つポケットにしました。
Dカンは大きめのものを2か所に付けてあります。
オリジナルバッグの仕上がり
左・・・ウエストバッグ、右がツールバッグ です。
裏起毛フーディーに続き、バッグについても細かいニーズがありそれを具体化して商品に落とし込めたのではないかと思います。
今後、これらの商品が更なる要望や修正点を改善しながらモデルチェンジしていく事が楽しみです。
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