BLOG & INFO

ブログ

騎手になるための条件や資格は?競馬で活躍するまでの道のりを紹介

騎手になるために毎日のトレーニングをこなす人

競馬業界の中でも花形職業である騎手は、馬に関わる仕事をしたい人たちに人気のある仕事です。しかし、騎手になるためには多くの条件を満たし、厳しい訓練を重ねなければなりません。本記事では、競馬の騎手になるための道のりと資格について詳しくご紹介します。騎手になる夢を持っている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

競馬学校に入学する

騎手になるための道のりの中で、最初でありながら最も難しい条件が、競馬学校への入学です。競馬学校は、競馬の基本技術と知識を教育する騎手養成の専門機関です。競馬学校には、JRA(日本中央競馬会)競馬学校と地方競馬教養センターの2種類があり、中央競馬の騎手になるのか、地方競馬の騎手になるのかによって通う学校が異なります。

また、中央競馬学校には3年間、地方競馬教養センターには2年間通うことになるため、教育期間に差があるのも特徴です。地方競馬教養センターの方が、JRA競馬学校より入学しやすい傾向がありますが、どちらも入試倍率は10~20倍と狭き門だと言えます。

競馬学校の入学条件

競馬学校に入学するためには、以下の条件を満たさなければなりません。

  • 年齢:20歳未満
  • 学歴:中学校卒業以上
  • 体重制限:44.0㎏~46.5㎏(年齢により異なる)
  • 視力:両眼で0.8以上、かつ、左右ともに0.5以上(矯正可)

競馬学校に入学するためには、これらの条件を満たすだけでなく、国語や社会の学科試験、面接、騎乗適性検査などの実技試験も課せられます。

競馬学校で学ぶこと

競馬学校では、競馬のルールや騎手としての倫理規定、関係法規、馬学などの他に、乗馬技術、馬のケア、調教方法、模擬レースでの実践など、幅広いトピックに関する教育が行われます。

騎手免許試験に合格する

競馬学校を卒業した後は、騎手免許試験の準備をしなければなりません。国家資格である騎手免許の取得が、プロの騎手としてデビューするための必須条件です。騎手免許試験には、競馬や馬に関する知識を問われる学科試験、乗馬技術を証明する実技試験、体力測定、適性検査などが含まれます。

日本中央競馬会(JRA)と地方競馬全国協会(NAR)がそれぞれ試験を実施するのですが、合格率はどちらもほぼ100%で、競馬学校を卒業した生徒であればほとんど確実に合格する試験だと言えます。

厩舎所属の騎手になる

騎手免許試験に合格すると晴れてプロの騎手として認められ、日本中央競馬会(JRA)か地方競馬全国協会(NAR)、いずれかの所属となります。プロの騎手として競馬レースに参加するには、まず厩舎所属の騎手にならなければなりません。

JRAの場合、全国で2ヵ所(茨城県の三浦と滋賀県の栗東)しかトレーニングセンターが無い反面、NARの場合、全国各地にある競馬場の厩舎に所属できるため、出身地に近い所で就職できます。

厩舎所属の騎手になると、調教師と連携して競走馬の調教やトレーニングを担当します。また、日頃から競走馬とのコミュニケーションを取ることで、馬との信頼関係を構築しておくのも騎手として重要な仕事です。

騎手になるには、さまざまな条件を満たさなければならない

今回は、競馬の騎手になるための道のりと資格についてご紹介しました。競馬学校への入学は、騎手になるための最初の一歩ですが、同時に、入試倍率が10~20培と厳しい道です。その他にも、卒業後には騎手免許試験の合格、厩舎への所属など、騎手になるためには、様々な条件を満たさなければなりません。

しかしこのようなキャリアを一歩一歩積んでいくことで、騎手として必要となる競馬レースに関する知識や馬に対する姿勢などが培われていきます。また、学校や厩舎で行われる実践を通して、実際に馬と触れ合うことで、馬を愛する気持ちや騎手としての情熱も養われていくことでしょう。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2023 タチカワファッションラボ All rights Reserved.