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競馬騎手の給料の仕組みは?賞金配分や平均年収について解説!

騎手の給料の大半を占める競馬レース

競馬といえば大金が飛び交う華やかな世界というイメージがありますよね。実際に、日本中央競馬会(JRA)が主催するG1レースの「有馬記念ジャパンカップ」や「日本ダービー」では、1着に5億円や3億円といった破格の賞金額が設定されています。このように競馬レースでは、大きな賞金額に目が行きがちですが、競馬の騎手はどの程度の給料をもらっているのかも気になるところです。

本記事では、競馬騎手の給料の仕組みについて詳しくご紹介します。競馬の騎手を目指している方や、競馬に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

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騎手の給料の仕組み

競馬の騎手がもらう給料というと、まず初めに思い浮かぶのがレースで獲得する賞金です。しかし、厩舎に所属する場合、競走馬の調教や騎乗により厩舎から支払われる給料があります。その他にも有名な騎手になる程、スポンサーシップ契約によって追加の収入を得る機会もあるでしょう。

しかし一般的に、多くの騎手がもらう収入は、レースに参加することで得られるものが中心となります。そこで今回は、レースに騎乗すると支払われる代表的な3つの手当てをご紹介します。

進上金

進上金とは、競走馬がレースで賞金を獲得した際に、馬主が騎手に払う成功報酬です。賞金の内、80%は馬主の手元に残り、20%が進上金として調教師(10%)、騎手(5%、障害レースの場合7%)、厩務員(5%)に支払われます。獲得した賞金が高額である程、進上金の額も大きくなるため、騎手のモチベーションを高める要因の一つとされています。

騎乗手当

騎乗手当は、レースに参加する騎手に対して支払われる報酬です。騎乗手当の金額は、レースのグレードや種類などに影響されます。騎乗手当は賞金と異なり、騎手全員に支払われ、レースの結果による金額の変動はありません。中央競馬の場合、平地競走であれば2万~7万円程、障害競走であれば8万~15万円程支払われます。騎乗手当は、騎手が競技に専念できるよう、支えとなる基本的な収入源だと言えます。

騎乗契約料

騎乗契約料は、騎手が特定の厩舎に所属する場合、レースに出場すると厩舎から支払われる契約料です。騎手の実績やレースの結果だけでなく所属する厩舎などによって、金額は異なります。フリー騎手の場合は、どこの厩舎にも所属していない状態となるので、騎乗契約料は発生しません。

騎手の平均年収はどれくらい?

騎手がもらう年収の大半は、レースに騎乗することで支払われる「進上金」と「騎乗手当」、「騎乗契約料」によるものです。このような手当の金額は、騎手の成績や騎乗本数、その中でも特に騎手の所属先によって大きく変動します。例えば、日本中央競馬会が主催する大会の賞金の最高額は5億円であるのに対し、地方競馬全国協会主催のものだと6000万円と、その差は歴然としています。

このような違いは、賞金以外に、様々な手当の金額にも現れます。実際に日本中央競馬会に所属する騎手の平均年収は、1,000~2,000万円程であるのに対し、地方競馬の騎手の場合だと、トップクラスで500~600万円、そして多くの騎手は年収が200万円以下という現状です。

競馬騎手の収入は、大半がレースに参加することから得られる

今回は、競馬騎手の給料の仕組みや騎手の平均年収についてご紹介しました。騎手の給料の大半はレースによるもので、「進上金」「騎乗手当」「騎乗契約料」といった要素で構成されています。レースに参加することで得られる賞金や手当の金額は、中央競馬の騎手か地方競馬の騎手かによって大きく異なり、平均年収は中央競馬で1000~2000万円、地方競馬で数百万円と、差があります。

レース以外の収入としては、厩舎での仕事によるものが一般的ですが、有名な騎手になれば、テレビやCMへの出演料などが入り1億円を超える人もいるようです。このように競馬騎手は成功したら大きな夢がある職業だと言えるでしょう。

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