初心者でも知っておきたい!競馬場のマナーを徹底
競馬場に限らず、どんな公共施設でも、人が集まる場所であればルールやマナーは必ず守るものです。違反行為は、迷惑をかけられた方もかける方もいい気持ちはしません。来場者が安全で快適な環境で観戦するためにも、ルールやマナーをしっかり知っておきましょう。この記事では、JRAから出されている観戦ルールとマナーについて紹介します。
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観戦ルールとマナー
競馬場には、多くの競馬ファンが観戦に訪れます。たった1人でもルールやマナーを守らない人がいれば、せっかくのイベントも台無しです。誰もが楽しく過ごせるよう以下の注意事項をしっかり理解し、必ず守りましょう。
持ち込み禁止なもの
JRAでは、以下の項目以外にも他人に迷惑がかかるものの持ち込みは禁止しています。競馬を楽しむためにも、競馬場に持っていかない・連れて行かないようにしましょう。
- ペット(盲導犬・介助犬を除く)
- テント・パラソル・テーブル
- 危険物
- 車輪のついた器具や乗り物(ベビーカー・車いすを除く)
- 騒音器具(拡張機・楽器・笛)
- ボールや風船などの投げることを目的とした物
椅子の独占禁止
競技場では、必要以上に観覧席や観覧エリア等を占拠する行為は禁止されています。特に、重賞レースが開催される時は混雑するため、非常に迷惑です。それ以外の空席が多いの日でも、JRAサイトの禁止事項に明記されている行為ですので、やらないようにしましょう。
また、自分のスペースだからと何でもしていいわけではありません。踏み台や脚立に昇って観戦する行為は絶対にやめましょう。この行為も人の迷惑となり、禁止事項の一つとなっています。
ゴミのポイ捨て禁止
ゴミのポイ捨ては、日常生活においても非常識な行為です。残念ながら、競馬場では、ハズレ馬券やたばこの吸い殻、ペットボトルなどのポイ捨てが散見されます。本来、競馬場はキレイな場所であり、女性や家族連れが集いやすいよう工夫と改善がなされています。場内では、各所にゴミ箱が配置されていますので、ゴミはゴミ箱に捨てるか持ち帰るようにしましょう。
馬のいる場所でのフラッシュ撮影禁止
馬は私たちが思っている以上にデリケートな動物です。推し馬がいたり、鍛え上げられた美しい馬体を見ると、ついカメラで撮影したくなるものです。しかし、カメラのフラッシュを使用するのは絶対にやめましょう。
競馬場では、撮影自体を禁止しているわけはありません。しかし、パドックやレース中にフラッシュを使用すると馬が驚いてしまう危険性があるため注意が必要です。また、大声を出す行為も、馬を驚かせる行為として禁止されています。馬のいる場所では、特にルールを守るようにしましょう。
管理者の許可外の物品販売・宣伝広告・アンケートやチラシの配布
競馬場は多くの人が集まる場所です。なかには、その集客を利用して競馬に関係のない無許可の物品を販売したり、宣伝行為をする人もいます。JRAでは、そういった行為をすべて禁止していますので、引っかからないように注意しましょう。
レースや他の観戦者の妨げになる行為
レース中に物を投げ入れたり、騎手や馬に暴言を浴びせる行為は絶対にやめましょう。応援している馬が負けることも多々あります。どうしても感情が出てしまうこともあるでしょう。しかし、レースが最後まで無事に終えられるように、観客も最低限のマナーを守るべきです。レースを妨害する行為は、絶対にやめましょう。
また、禁煙スペースでの喫煙も他の観戦者の迷惑になります。競技場では、喫煙スペースがきちんと設けられていますので、事前に場所を確認し、決められたスペースで喫煙しましょう。
馬券の購入は20歳を超えてから!
近年の競馬場は、大人から子どもまで楽しめる施設へと変化しています。入場者に年齢制限がないため、誰でも馬券を購入できると思いがちですが、競馬はキャンブルだということを忘れてはいけません。馬券を買える年齢は20歳を超えてからです。成人年齢が18歳に変更されたため混同されやすいですが、馬券を購入できる年齢に変更はありませんので注意しましょう。
競馬場は、多くの人が集まる場所です。一人ひとりがルールを守り、周囲の人や馬に迷惑をかけないよう責任を持った行動を心がけましょう。