乗馬の乗り方のポイントは?上達の近道を初心者向けに解説
乗馬を始めてみたけれど、なかなか思うように上達しない…とお悩みではありませんか?実は、上手に馬を乗りこなすためにはいくつかのポイントがあります。この記事では、乗馬を効率よく上達したいとお考えの方に向けて、馬の乗り方のコツを解説します。早く上手くなるための心構えもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
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乗馬の乗り方のコツ
ここでは、馬に乗るときのポイントをご紹介します。騎乗の際には、ぜひ意識してみてください。
バランス感覚を意識する
馬に乗る際には、前後左右のバランスをしっかりと保つことが重要です。恐怖心を抱いていると、つい前かがみになってしまいがちですが、重心は必ず中心に置いてください。理想の基本姿勢は、横から見た時に、頭〜肩〜お尻〜かかとの位置が一直線になっていることです。
初心者のうちは、身体が不安定になると手を動かしてバランスを取りがちですが、馬をコントロールするための手綱を引っ張ってしまうことになります。馬が「止まれ」のサインと勘違いしてしまう可能性があるため、むやみに手を動かすのはやめましょう。
リラックスする
乗馬を始めたばかりの人は、恐怖心や緊張感からつい身体に力が入ってしまうものです。身体に力が入ってこわばってしまうことが、馬に指示をうまく伝えられない原因になっていることもあるため、できるだけリラックスすることを心がけましょう。
緊張のあまり、足で馬の身体をギュッと挟んでいると、足を使った指示が出しにくくなります。基本的に足は緩めておき、扶助を伝えるときのみ力を入れて締めてください。
目線に注意する
馬に乗っているときは、顔をしっかり前に向けて進行方向を見ることが大切です。緊張して下を向くと、高い場所にいるという恐怖心から、さらにリラックスできなくなってしまいます。また、下を向くとどうしても前傾姿勢になってしまいがちなので、騎乗姿勢にも影響するでしょう。
正しい姿勢をキープして、馬に分かりやすい指示を出すためにも、下を見たり障害物に目を取られたりしないよう心がけてください。
馬をリードする気持ちを忘れない
乗馬を成功させるためには、馬と人間の心を1つにすることが大切です。とはいえ、手綱を握っている人間がリーダーであることを忘れないようにしてください。これは決して馬を下に見るというわけではなく、自信を持って命令を下して堂々とコントロールすることで、馬も安心することができます。初心者のうちであっても、馬をリードする気持ちを決して忘れないようにしましょう。
早く上達するために大切なこと
ここからは、乗馬を早く上達させるために大切な心構えをお伝えします。
たくさん乗ること
どんな競技にしても同じですが、乗馬を早く上達するためには、できるだけたくさん馬に乗り、早めに感覚をつかんでください。どれだけ乗馬に関する知識があったとしても、経験することでしか理解できないこともあります。自分の悪い癖を見つけたり馬と心を通わせたりするためにも、たくさん馬に乗って経験値を積んでいきましょう。
馬の観察をすること
馬の様子を観察して性格や特性を知ることは、信頼関係を築くうえで必ずプラスに働きます。仕草を見て馬の感情を理解することができれば、人間がどのような行動とれば良いかが即座に判断できるため、スムーズなコミュニケーションを取れるでしょう。馬の気持ちを徐々に理解できるようになり、それに応えて馬が心を開いてくれる様子を実感できるのは、乗馬を行う醍醐味ともいえます。
マイナス思考にならないこと
失敗することを考えてしまうと、どうしても姿勢が悪くなったり、無駄な力が入ってしまったりして、上手に馬に乗れなくなってしまいます。もちろん、リスクについて考えたり安全面に注意を払ったりすることは悪くありませんが、マイナス思考に陥ってしまうことは問題です。
安全面に最大の注意を払ったうえで、ネガティブなことを考えないようにしましょう。何か失敗してしまった場合も、ただ落ち込むのではなく、どのような点が改善できるかを考えてみてください。
乗り方のコツをつかめば、乗馬がもっと楽しくなる
本記事では、馬に乗るときのコツをご紹介しました。スムーズに上達するためには、リラックスすることや、十分な経験を積むことが特に大切です。乗馬を始めたけれどなかなか上達しないとお悩みの方は、ぜひインストラクターに相談して客観的な意見をもらってみてください。堂々とした気持ちで騎乗できるようになれば、乗馬はさらに楽しくなります。