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「中央競馬」と「地方競馬」での騎手の違いについて詳しく解説!

レースに参加する中央競馬の騎手

競馬界には、中央競馬と地方競馬という、2つの異なる競馬システムが存在します。どちらの団体でも、開催される競馬レースのルールは同じですが、賞金額や各団体に所属する騎手などに顕著な違いがあります。本記事では、中央競馬と地方競馬における「騎手」に注目し、どのような違いがあるのかについて詳しくご紹介します。

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中央競馬と地方競馬

中央競馬と地方競馬は、日本の競馬競技を管理・運営する2つの異なる体系です。中央競馬は、国内の主要な競馬場を拠点とし、日本中央競馬会(JRA)によって運営されている反面、地方競馬は、各地方の自治体が運営しています。色々と細かな違いが存在する中央競馬と地方競馬ですが、中でも賞金額には歴然とした差があります。

中央競馬が主催するレースでは、1着の賞金が1億円を超えるレースがいくつもあるのに対し、地方競馬のレースでは、このような規模のレースは、ほぼありません。しかし、中央競馬の騎手になると出身地に近い所で就職できたり、競馬で地域社会を盛り上げられたりと、地域密着型ならではの魅力があります。

中央競馬と地方競馬での騎手の違い

競馬競技を運営する体系が2種類あるように、競馬の騎手も所属する団体によって、中央競馬の騎手と地方競馬の騎手との2つに分けられます。それぞれ異なる特性と魅力があるため、両方とも非常に人気の高い職業です。どちらの団体に所属するのかは、競馬騎手としてのキャリアを築いて行く中で、重要な岐路となるでしょう。ここでは、中央競馬と地方競馬の騎手の代表的な違いを4つご紹介します。

競馬学校に通う年数

中央競馬の場合、騎手になるためにはJRA競馬学校に3年間通わなければなりません。その反面、地方競馬の騎手になるために通う、地方競馬教養センターでの騎手課程は、2年間で終了します。このように、学校で学ぶ内容に関しては、大差はありませんが、競馬学校における在籍期間には1年の差があります。

競馬学校への入学難易度

競馬界の花形である騎手は、馬や競馬に関心のある人たちに人気のある職業です。そのため、競馬学校への入試倍率は毎年10~20倍以上になり、入学は狭き門だと言えるでしょう。地方競馬教養センターへの入学は、一定の学力や運動能力の他に騎手としての資質が求められますが、JRA競馬学校への入学と比べると、難易度がやや低いとされています。

どちらも、入試試験として乗馬経験が問われることは無いため、その点に関しては心配いりません。

騎手免許試験の種類

競馬の騎手になるためには、国家資格である騎手免許を取得する必要があります。騎手免許は、中央競馬会(JRA)と地方競馬全国協会(NAR)が交付するものがあり、両方の騎手免許を同時に所有することはできません。

そのため、中央競馬の騎手免許を持つ騎手は、中央競馬のレースだけに参加でき、地方競馬の場合も同じルールが適用されます。また、どちらの騎手免許も有効期限は1年であるため、毎年免許を更新しなければなりません。

年収

中央競馬の騎手の平均年収は1000~2000万円と言われているところ、地方競馬の騎手は300~400万円程度と、その金額には大きな差があります。この違いは、競馬レースの賞金や騎乗手当の金額に差があることから生まれるものです。中央競馬では、1着の賞金額が5億円や3億円といったレースがあるため、もらえる賞金額が多くなります。

中央競馬も地方競馬も、騎手になるには大変な道

今回は、中央競馬と地方競馬における「騎手」の違いについてご紹介しました。地方競馬の騎手になるには、競馬学校に通う年数が2年と短く、入学試験の難易度は、JRA競馬学校に比べてやや低い傾向があります。しかし、中央競馬と地方競馬の騎手の間では、年収に大きな差があるため、騎手を志している方は、収入面も考慮して選ぶと良いでしょう。

このように中央競馬と地方競馬の騎手には様々な違いがありますが、どちらも騎手になるためには、大変な道を進まなければならないという共通点を持っています。

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