競馬レース 一年間のストーリー流れ(JRA中央競馬)
JRA中央競馬のレースは年間を通じて開催されています。
競馬はどのようなストーリー流れで動いていっているのでしょうか??
このストーリー性を知るとまた一歩競馬に踏み込んでいくことになります。
競馬開催スケジュール
JRA中央競馬は法律に規定された上限に基づいて開催されています。
年間36開催。1開催で12日以内(1日に12競争以内)です。
年間288日が開催の最高限度日数になります。
2023年度の競争実績は「36開催、288日、3456競争」でした。そのうちG1レースは年間で「24レース」しか有りません。G1レースは「1/144、0.7%」の勝ち上がった馬が競争する狭き門の頂上決戦なのでした。
新馬戦から始まり、勝ち上がっていく事で、頂点のG1レースを目指していきます。
競馬レースのストーリー流れ
競走馬は2歳で新馬戦に出てきます。
その新馬戦は6月から始まります。2歳の6月からレースに出始めていき、翌年1月は3歳になります。3歳の頂上決戦が「ダービー(3歳日本牡馬優駿)」「オークス(3歳日本牝馬優駿)」です。この2つのレースは5月末に行われます。
6月の新馬戦から、1年後の5月末のダービー/オークスの頂上決戦を目指す。これが「3歳クラシック」というレースの流れになります。
「2歳馬のデビュー」から「3歳のクラシックレース」へと成長を追っていく事が、レースを見続ける楽しみにもなっています。
4歳以上になると「古馬」と呼ばれるようになり、さらに成長して強くなる馬もいます。
海外レース遠征に出たり、日本国内でも「天皇賞」や「ジャパンカップ」「有馬記念」など知名度の高いG1レースに出るのを応援するのもまた楽しいものです。
馬の成長と共に、レースを追いかけ応援していくことを考えると、6月が競馬の新年度と考えるのが面白いのではないでしょうか。
若いサラブレッドが夏のデビューから翌年の春までに勝ち上がり成長していく様は、なかなかドラマチックなストーリーがあります!
今まさに6月新馬戦がはじまり、続々とサラブレッドがデビューしていきます。
まっすぐに走れない馬、やんちゃな馬、敏感でおとなしい馬、いろんな個性の馬が大人になっていく様子は、その成長を追っていくと感動的な場面に多く出会うものです!
このように1年間単位でストーリーを楽しむ競馬もあります。
いろいろな楽しみかたで競馬を応援していきましょう!
今年から始まる夏競馬の暑熱対策
近頃の夏は猛暑になる事が多く、人や動物にとって非常に過酷な環境となります。
今年はJRAが試験的に夏の暑熱対策を行うようです。
「7/28~8/4の新潟競馬場の発送時刻について、最終競争時刻を繰り下げたうえで、気温が特に高い時間帯での競馬を休止する」というものです。
11時30分~15時10分の日中の暑さピークの時間を休止して、夕方にかけてレースを再開していくというものです。
これは非常に良い試みだと思います。
このテストでどのような結果が出るのか楽しみですね。夏競馬の新しい楽しみ方が出てくるかもしれません!^_^