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競走馬につける名前のルールとは?ユニークな名前の競走馬もご紹介

レースで走るサラブレッド

競馬中継を見ていると、個性的でユニークな馬名に、思わず笑みをこぼすことがあります。一見、何でもありと思われる競走馬の名前ですが、実は厳格なルールがあります。この記事では、競走馬に名前をつける厳格なルールや、登録されているユニークな競走馬の名前を紹介します。

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日本における馬名のルール

競走馬に名前をつける場合は、競走馬の名前を管理する国内唯一の組織「公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)」の審査を通過しなければなりません。申請は最大第3希望までで、現役競走馬と同じ名前や紛らわしい名前ではないか、審査会で厳しく協議されます。くわしい審査基準は以下のとおりです。

文字数制限

日本では、「18文字以内アルファベットの名前」と「2文字以上9文字以内カタカナの名前」を併せて登録する決まりがあります。アルファベット名は「競馬と生産に関する国際協約(通称・パリ協約)」に基づくもので、世界で活躍する競走馬の共通ルールとなっています。

日本ではほとんどアルファベットで表記されることがないため、アルファベットの名前まで意識している競馬ファンは少ないかもしれませんが、国際的に活躍することを見越せば、当然のことなのかもしれません。

文字数の制限は厳格に定められています。過去に申請された「オウケンブルースリー」は最後の長音が入らず、「ー」を割愛され登録されたという例もあるようです。また、「ヰ」や「ヱ」などの旧字体は使用できません。しかし、「ヲ」については、1997年より使用が認められています。

発音や読みやすさ

「ハ」は「ハ」と「ワ」、「ヘ」は「ヘ」と「エ」の2通りの発音が認められています。「ヴ」については、外来語として原音に「V」音があるときに限って使用可能です。例えば、「エアグルーヴ」はその代表的な名前の一つです。

また、耳で聞いて他の競走馬や競馬用語と混同しないかも1つの基準になっています。このことが理由で、過去に「チョウカイテイオー」や「モルフェーヴル」、「シンバ」などが却下されました。

読みやすさについては、そこまで厳しいルールがあるとはいえません。過去には、実況アナウンサー泣かせの名前も存在していました。特に「アンドロメダザダゾ」は非常に読みにくい名前だと有名で、このような名前がゴール前にくると、何度も呼称しなければならず大変だと話題でした。

意味や由来

競走馬は、血統がとても重視されています。偉大な業績を残した名馬を両親もつ馬には、どうしても親の名前をつけたいという馬主も多いでしょう。しかし、血統に由来する父もしくは母の馬名と同じ馬名は登録できません。また、血統はなくても、G1レースで活躍した名馬や有名な種牡馬または繁殖牝馬の馬名も禁止とされています。ただし、「ミホシンザン」のように冠名をつけ足すことは認められています。

また、競馬はテレビでも放送されるため、営利、宣伝目的や公序良俗に反する名前は、厳格に禁止されています。

重複や紛らわしい名前の除外

G1優勝した馬や偉大な功績を残した名馬と同じ名前や紛らわしい名前をつけるのも禁止です。ただ、審査基準で使用禁止とされている馬名でも、登録抹消されたり、死亡したりした場合は、一定年数が経過すれば使用できる場合があります。現に、ジャパンスタッドブックインターナショナルが公表している基準において、1991年以前の2歳GI(朝日杯三歳S・阪神三歳S)の勝ち馬は使用可能とされています。

しかし、もう一つの基準である「偉大な功績を残した名馬」については、どの基準から「偉大」になるのか意見が分かれるところです。自信を持って申請したとしても、重複や紛らわしいと却下されることがあるかもしれません。

ユニークな名前の競走馬5選

晴れて厳しい審査基準を通過した競走馬の名前には、カッコイイ名前もあれば、個性的で面白い名前もたくさんあります。ここからは、実況アナウンサーが気の毒になりそうな、一度聴いたら忘れられない馬名を一部紹介します。

スモモモモモモモモ

いったい「モ」は何個あるのか数を数えてしまいたくなります。スモモモモモモモモは、2020年にデビューし、地方で活動している芦毛の牝馬です。2023年10月現在の通算成績は38戦1勝でイマイチの成績ですが、知名度は抜群で人気のある競走馬です。

オマタセシマシタ

ジャングルポケットの斎藤さんが競走馬を購入し、名付けた馬です。2022年にデビューし、地方で活動している鹿毛牝馬です。2023年8月現在の通算成績は16戦1勝ですが、メディアで取り上げられたこともあり、ある程度知名度の高い馬といえます。

ブタノカックーニ

名前の由来は「豚の角煮」からきたのでしょうか。2021年にデビューし、地方で活動している鹿毛牡馬です。2023年5月現在の通算成績は37戦1勝ですが、意外と人気が高く、大器晩成型で将来性が高い馬として評価されています。

コレデイイノダ

バカボンのパパの名文句で、実況中継で名前を連呼されるのが楽しみな名前の一つです。2002年にデビューし、地方で活動していた鹿毛牡馬です。通算成績は66戦6勝で、G3レースに出場した実力ある馬でしたが、2010年に引退しています。

ワスレナイデ

昔の恋愛ドラマを彷彿させるような、一度聞いたら本当に忘れない名前です。元祖珍名マスターと呼ばれる小田切氏がつけた名前で、競馬ファンの間では有名な競走馬だといいます。2005年にデビューし、これからを期待されていたのですが、わずか1戦で引退しています。

珍名馬に注目して競馬の魅力をより高めよう!

競走馬の名前は、個性豊かで、さまざまな名前があります。馬券を購入する時、珍名馬に目がとまり、つい購入してしまったという方も多いといいます。珍名馬には、人を惹きつけ、思わず応援したくなるような不思議な魅力があります。

強いイメージこそありませんが、必ず名付けられた背景には関わっている人たちの想いがあるはずです。JRAの公式ホームページには、馬の名前の由来が記載されていますので、ぜひ注目してみてください。競馬の裏側を知れば、楽しさも倍増することでしょう。

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